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モールドで選ぶ === ジュモー JUMEAU === 1842〜1899 (フレンチドール )日本人がフランス人形と聞いて、まず頭に思い浮かべるのは、 金髪のカール・青くパッチリとした大きな瞳 堀の深い顔立ち そう、ビスクドールの女王様ジュモーですね。 美しく、ゴージャスな雰囲気の子が多いですね。 ジュモーの中でもテート(TETE)ジュモーは1886−1899頃に製作された大変古いアンティークドールです。 ポートレイト、トリステ、デポゼ、テートといったタイプに分かれます。 ジュモーの歴史を簡単に述べますと 創業者であるピエールは中国製のヘッドを使ったファッションドールやイギリスのワックスドールを扱っていました。 人形のヘッドは他社から仕入れて、自社で組み立て、衣装を着せて、販売していたみたいですね。 なんだか、現在のアップル社みたいですね!(^^)! 初期のころから衣装を重要視していたみたいです。 確かにオリジナルの衣装を観ると、その豪華さに圧倒されます。 衣装だけで、どれくらいするんだろ?そこらの人間の服よりも高いですね(笑) 1851年にロンドンで開催された万国博覧会で、人形の衣装部門でメダルを受賞しました。 その後、息子のエミールが製作に加わり、1867年頃には、品質も向上し生産高が大幅に増えていきました。 1872年には自社で初めてビスク製ヘッドを作るようになりました。 1867年の万国博覧会で銀メダルを受賞し、その後アメリカやヨーロッパの万国博覧会で金メダルを5回受賞、1878年のパリ博覧会で金メダルを受賞しました。 この受賞により地位を絶対的なものにしていきます。 これらの受賞を機にボディに「JUMEAU MEDAILLE D'OR PARIS」のスタンプ・マークが付けられるようになりました。 1880年頃まではベベのヘッドにはマークは付けられておらず、ファッション・ドールのヘッドと同様、サイズを表わす番号だけが付いていました。 数々の豊かな表情のファッションドールやポートレイト(アーモンド・アイやE.J.ポートレイト等)、ロングフェイスなどと呼ばれる名作の他、東洋人や黒人の子をモデルにしたヘッドにそれらの国の民族衣装を着せたものなどもあり、本当にバラエティ豊かです。泣き顔や笑顔のキャラクタードールも残されているみたいですね。19世紀後半には歩くタイプ(ウォーキングドール)や蓄音機(鳴き笛)を内蔵したメカニカルドールも作られました。 ※私自身ウォーキングドールを一度取り扱ったことがあるのですが、本当に精巧にできていて、驚いたと同時に、当時の技術力の高さに圧倒されました。 1880年前後からは他の人形メーカーへのヘッドの供給も始まり、地位を絶大なものにしていきます。
ジュモーゴージャス
ジュモーゴージャス
天使のようなテートジュモー
天使のようなテートジュモー
ベベ ジュモー
ベベ ジュモー
=== ブリュ BRU === 1867〜1899 (フレンチドール)主にファッション・ドールやベベ、キャラクター・ドール等を製作していた老舗メーカーです。また衣装も自社で製作していて、その評価はかなり高かったようですね。一度、オリジナルの衣装を拝見しましたが、それは本当に貴族の衣装と呼ぶにふさわしい、豪華な物でしたね。 ブリュは数々の特許を取ったことで知られています。 1867〜69年の間にキッド革製のボディの中に鳴き笛の仕掛けがあるファッション・ドールの他、笑い顔と泣き顔の二つの顔を持つサプライズドールの特許、 自由にポーズが取れる様に関節部分に木釘の接合法を用いた、木製ボディで特許を得ております。。 ファッションドールではスマイリング・ブリュをはじめ、他のタイプのヘッドがあるが、一部はバロアやゴーチェからヘッドを仕入れていたようです。 ヘッドのマークにアルファベットの刻印が付いていることが多く、これはサイズを表わしております。 ベベでは一番古いタイプでBebe Breveteという商標のものから、特殊なマークがあるサークル・ドット、そしてBru・Jneの刻印マークの入ったブリュ・ジュン、またミルク飲みで知られているBebe Teteurなどがあります。。 ボディはキッド革製にビスク・ハンド、木やコンポジションなどで作られました。。 西洋人以外にも黒人や中国人、そして日本人をモデルにした人形も作られました。。 シャヴロウの時代はまさにブリューの最盛期であり、「25の特許を取得したベベ・ブリュ」と書いた広告を出していたようです。この頃、万博で金メダルをいくつも受賞し、最盛期を迎えてます。 ジラールが後継者になってからはメカニカルなものや、「パパ・ママ」と話すタイプや、歩きながら投げキッスなどをする人形も作られたようです。 ※私も投げキッスタイプのものは、ぜひ見てみたいものです!(^^)! 世界を見渡しても、あまり数が残っておりませんし、日本で手ごろな価格で手に入れるのは、非常に困難です。 以前に扱ったことがありますが、存在感が圧倒的でした! フランス生まれの究極の魅力と美しさを兼ね備えた女の子でしたね☆ 以下は扱ったことのあるお人形の刻印で、 ヘッドマークの例は「Brevette. SGDG, Bru. Jne R, Y. 10. M」といった感じで、 コンポジションボディには「Bebe Bru, No. 10」という赤スタンプ付いてました。 今まで当方が観た中でも、最も美しい顔をしているものの一つでしたね。理想的なブリュジュン顔で絶妙な表情をしていて、最高級の美人顔だったので 今でも鮮明に覚えております。
60cmの一般的なサイズの人形 超希少ブリュジュン
=== ケストナー KESTNER === 1805〜1925 (ジャーマンドール)ドイツの人形メーカーとしては最も古く、創始者のJ.D.ケストナーが工房を開いたのは1805年と言われています。 ただ今日、私達がビスクドールとして目にするケストナードールは彼の死後かなり経って、1880−1890年以降の物のようです。 初期の頃は木製、パピエ・マーシェ、ワックスなどの素材で人形を作っていたようです。 1870年前後にチャイナモデルやビスク製ヘッドを作り始めましたが、その頃の、いわゆる初期のビスクドールはフランス市場の為に作られ、フランス人形として売られていたようですね。 (1870年以前のフランスのファッション・ドールなどはドイツで作られたものが多い。) 1880年頃にはべべタイプ、1900年に入るとキャラクタードール、1910年頃には「ギブソンガール」と呼ばれる新しいタイプの大人の姿をした人形などが登場しました。 他にも221や165の型番号のグーグリィー・アイなどユーモアがある、おどけた表情のものや中国人や日本人など東洋人をモデルにしたオリエンタルドールなどを作ったようです。 ※チャレンジ精神が旺盛なメーカーだったようですね。 ヘッドにはJ.D.Kと型番号が刻印されている。またケスナーに限らずドイツ人形のほとんどに「Made in Germany」と国名が刻印されおります。 このモールドの大きさは本当に多彩で、私が取り扱ったものだけをみても、 大きな子で身長104cmのケストナー142や、小さい子だと20cmのケストナー143などがあり、本当にバラエティーに富んでます 他にも、ケストナー171や257、ヒルダ、革ボディの154などが有名ですね。 口元が可愛らしく、ケストナー特有の形をしてます。
104cm特大ケストナー142
20cmのミニョネット ケストナー143
ケストナーヒルダ
=== シモンハルビック Simon & Halbig === 1870〜1925 (ジャーマンドール)私が取り扱っているお人形で一番多いのが、このシモンハルビックです。今まで150体以上販売してきました。 このお人形も非常にたくさんのモールドがあるので、全部を把握するのは非常に困難ですね!(^^)! ファッション・ドールやべべ、キャラクタードール、ミニチュア・オールビスク、衣装などを製作していた。※もうほとんどの種類と言えますね。 初期の頃はフランス市場のために作っていたものが多く、それらはフランス人形として売られており、フランス製ビスクよりも優れたものも沢山ありました。 なので、初期のものは特に希少価値が高いと言えますね。フレンチドールと比べても、決して劣っているわけではないと思います。 1870〜80年代のファッションドールはマークの付いていないドーム型ビスクヘッドがほとんどだったようですね。 ボディは関節部にテノンジョイントを用いた、布を被せた木製で、手足はビスクのものもありました。 べべの接合は関節部にボールジョイントを用いたコンポジッション製ボディが採用され、1880年代後半には939や949などの刻印マークの付いたものや、150や151などの型番号が付いたキャラクタードールがあります。 通常S+Hと型番号がヘッドに刻印されている。黒人や東洋人の表情を写したエスニックシリーズでも有名で、私自身はリプロのエスニックドールを扱ったことがあります。 ドイツ特有の技術力で、丈夫で、機能性が高く、なおかつフランス製の物より安価であるというのが、特徴です。 ※物づくりに関しては、日本と似ている点が多いですね!(^^)! クオリティが高いのに、フレンチドールよりも安いという事で、当然、大量に売れる様になり、1890年頃からベベタイプの量産に踏み切ります。 又、ヘッドだけを他のドイツのメーカーの為に数多く作り納めていたのでS&Hと他のメーカーが併記されたヘッドもよくあります。 例えば、ジュモーやカマー&ラインハルト(K&R)、またオートマタ・メーカーのランベールやルレー・デカンにもヘッドを供給していたようです。 1896年に、このメーカーがスリーピングアイを考案したのが革命的だったみたいで、その後、スリーピングアイが主流になります。 写真は私が以前販売した大変魅力的な「シモンハルビック 1339」です。 シモンハルビック 1339は海外でも手に入れにくい、非常にレアなモールドです。 お顔は「LOUIS LINDNER & Sohne」によって作られました。 身長も高く、なおかつがっしりとしたボディが特徴です。結構重たいです。 これだけ大きなアンティーク シモンハルビックは珍しいです。この機会にいかがでしょうか? 貴族のような雰囲気が出ていて、豪華です。 後頭部に「339 S. & H. L.L.& S 14 」という刻印があります。 本当に貴族の御嬢さんのような雰囲気ですね!(^^)!
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
シモンハルビック 1339
=== カマー&ラインハルト Kammer & Reinhardt === 1886〜1925 (ジャーマンドール)トレードマーク「K(スター)R」で知られるこのメーカーは、主にキャラクタードールを扱った発売元になります。 ビスク製ヘッドの人形には「K(スター)R」「SIMON & HALBIG」と両社のマークと、その下に型番号が刻印されてます。 子供の表情を写実的に捉え、個性を強調したキャラクタードールは今日も欧米諸国のコレクターでは大変人気があり、もちろん日本にもファンが多いです。 なかには型番号107「CARL」109「ELISE」114「HANS & GRETCHEN」などモデルになった子供の名前を付けた人形もあります。また目が左右にキョロキョロと動く装置を付けた「フラーティーアイ」や、開いた口に舌や歯が付いたものもあります。 20世紀になるとセルロイドなどビスクとは異なった素材でも人形を作り続けた、パイオニア精神の高いメーカーだと言えますね。 1886年ごろよりシモンハルビッグのSHマークと並び、KとRの間に6つの角のある星を刻んだマークを付けるようになりました。 ※写真の子たちは、私が扱ったカマーラインハルトの美少女2人です。
カマーラインハルト
カマーラインハルト
=== アーモンドマルセル Armand Marseille === (ジャーマンドール)とてもポピュラーなモールドで、特に370とかは非常に多く出回ってますね(笑)。 しかも、サイズも顔もまちまちで、出来不出来がとてもある不思議なモールドだと言えます。 ポリシーは無いのか!。。。と言うと言いすぎかもしれませんが(笑) 本当に気に入ったものしか世に出さなかったジュモーとは対照的ですね。 マルセルは、たぶん一番数が出回っているドールなので、お手ごろなアンティークドールと言えます。 大量生産と言うか。しかし、すでに申し上げたように数が多いので、クオリティーもばらばらなので ここのお人形を選ぶにあたっては、結構、目利きや審美眼が必要かもしれませんね!(^^)! ※当店では、私がいいと思ったものを輸入しているので、ある程度の基準はクリアしていると思います。 アーモンドマルセルの中でも、クイーン的存在の「Queen Louise」シリーズは、特におすすめです。 非常にかわいい子が多いです☆ 写真は以前取り扱ったQueen Louise 30です。
Queen Louise 30
Queen Louise 30
=== ドナミュア Denamur === (フレンチドール)非常に希少性高い、レアなドールです。国内はもちろん、海外でも入手するのが困難です。 私自身も今まで数体しか取り扱ったことがありません。 ドナミュアの特徴としましては、ヘッドが古い手法であるプレスド方式のビスクであることが挙げられます。 【ビスクヘッドの種類について】古い手法のプレスドビスクは薄く、ポワードは流し込み式で厚くなってます。リムがなく、裏に布目みたいな押し型がついてるのが古いプレスドです。新しい手法のポワードは裏がつるつるしていてなめらかにできていて、リムが厚いのが特徴です。※新しい手法と言っても、100年以上前から実践されている方法ですが・・・。フチ(リム)がなく、ビスクの厚みのままクラウンを形成しており、裏に布目のような押し型がついているのがとくちょうです。プレスド方法のメリットとしては、より原型に近いくっきりとした顔型を取れるという事と、均一した薄焼きに出来るという事でしたが、デメリットとしては作業効率の悪さが挙げられるので、後にポワード方法が主流になったようです。ヤフオクで取引されているアンティークビスクドールはほとんどがポワード方法のビスクです。プレスド方法のビスクドールは非常に希少です。 【Denamurについて】 1850年9月21日、ベルギー人の両親に生まれる。 1871年にパリへ行き、セールスマンとしてポーセリンメーカーで働く。 その後独立し、1876年にポーセリンフラワーを作る小さな工場を開いた。 1889年から、関節のあるべべドールや人形のヘッドを作った。 べべ・ドナミュアのヘッドマークは、「ED」。 ダネル「DANEL」へ、ヘッドを供給していたとされる。 ドナミュアは、1889年にモトローからボディ特許権を購入しボディを製作した。 そして、1890年ロンドンエキスポでは、新しい関節を持つ人形のシステムでメダルを獲得する。1898年まで続いたドナミュア工房は、その後ドイツ人形の波に押され終焉を迎える。 写真の子は私が以前扱った Denamur フランス人形 オールORG62cmです。 1890年頃にフランスで製造されたビスクドールです。 Denamur 62センチ クローズドマウスのとっても魅力的な子です。 非常に高級でレアなお人形です。 今まで扱ってきたお人形の中でも存在感は圧倒的です!
ドナミュア
ドナミュア
ドナミュア
=== エデンベベ Eden Bebe === (フレンチドール)エデンベベはビスクドールの中でも不思議な魅力を持っており、人気も高いです。 これも、非常にレアなドールなので、国内ではほとんど流通しておらず、私自身も数体しか取り扱ったことあがありません。 製作会社のフライシュマン・ブレーデルというのはなんだかドイツ人の名前みたいですよね? ビスクドールの専門書で調べてみると、ドイツ人が作ったフランス人形と書かれている場合が多いです。 1873年にドイツで創設されたメーカーですが、 1890年にパリに支店を出して、エデンベベを製造販売し、フランスでこの名を登録したとあります。 ※なので、フレンチドールになります。 1899年にはフランスのメーカーが経済的に行き詰まりSFBJが統合発足されますが、 その時には、フライシュマンがSFBJの代表になっています。 (ビスクドール専門書によるとエデン・ベベは1890年から1899年にはフライシュマン・ブレーデルによって、 1899年から1953年にはSFBJによって作られていたとありました) しかし、1914年には第一次大戦が勃発し、 ドイツ人であったフライシュマンは、敵国人という事で財産を没収されスペインへ亡命し、そこで亡くなっています。 一個人の力では、どうしょうも出来ない時代の流れとはいえ、かなり気の毒ですね。 ※映画「シンドラーのリスト」のような時代背景で、想像すると、悲しくなってしまいますね。 フライシュマン・ブレーデル社はそれほど規模の大きなメーカーでは、なかった割に可愛い人形を作っており、 特に日本国内で人気があります。 現在、入手が困難なメーカーのひとつとなっております。 写真の子は、私が以前取り扱った、 アンティークドール エデンベベ 11号になります。 とても可愛らしいお顔をしたフランスのアンティークビスクドール、エデンベベ 11号です。 エレガントで美しい エデンベベ フランス人形です。 ヘッドに修理跡やヘアラインはなく、エクセレントコンディションです☆ エデンベベの派手な雰囲気は残しつつ、かわいらしい表情をしています。特に吸い込まれそうな瞳が魅力です。 エデンベベのオリジナルフレンチボディです
エデンベベ 11号
エデンベベ 11号
エデンベベ 11号
=== ホイバッハ HEUBACH === 1820〜1925 (ジャーマンドール)初代のホイバッハはゾンネベルグで人形の商いをしていました。他のドイツのメーカーにもヘッドを供給し、また1860年代にはパリにもエージェントをおいていたことからして、フランスにもヘッドやボディを売っていたと思われます。 20世紀に入るとキャラクタードールを主に製作し、その多くの人形の目には「インタグリオ・アイ」(描き目だが、目のまぶたのラインに沿って白いハイライトの点を描き、瞳の部分が沈み彫りになった目)と呼ばれる特殊な方法で目を描いてます。 またカツラを使う代わりに、型取りにされて焼かれたヘアースタイルのヘッドも多いようですね。 ※ホイバッハ専門書を観ても、型取りされて焼かれたヘアースタイルの男の子は本当に多いです。 ヘッドのクオリティーのわりにボディの質はあまり良くない。ほとんどのヘッドにHEUBACHの刻印マークが付いている。 海外では非常に人気の高いメーカーですが、日本では、海外ほどの人気はないみたいですね。 ※個人的には、かわいくて、魅力的な子が多く、お値段も手ごろなので、非常におすすめなんですが・・・。
美少女ホイバッハ
美少女ホイバッハ
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ベビーホイバッハ342
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